松戸パソコン修理専門店・松戸パソコン修理Pハウスです。パソコンのことなら何でもお任せください。

　盛夏に向けての体調を気遣うのと同じように、パソコンの調子にも気を付けて欲しい季節となってきまた。というのも、夏場に熱にやられてしまうパソコンがあるからです。普段は快適に使っていても使用場所の周囲温度が上がるとパソコン内部の温度も比例して上がってしまうからです。パソコンは本当に熱に弱い機械です。やってはいけないことですが、仮に空気の流れる穴（吸気口や排気口）を塞いでしまうと数分程度でパソコンは動かなくなります。CPUが熱暴走するのです。吸気口を書類などで塞いでいるのを見ることがありますが、それはやめてください。パソコンは電源を切れば動きませんが、空気口を塞いでも動かなくなる機械なのです。

　また、環境によっては埃が多くて、ケースの吸気口や内部のCPUクーラーのファンや冷却フィンにびっしりこびりついている場合があります。それを掃除機や綿棒できれいに取り除いただけで修理完了ということも多々あります。大きな会社のサーバルームは、年中冷やされていて人には寒いくらいだと聞きます。とにかく、スイカではないですが、夏のパソコンは冷やさないとうまく（動か）ないということも知っておいてください。

　修理では小型の扇風機が大活躍します。ファイルを救出する際に、パソコンからハードディスクを取り出しますが、それを空冷しながら作業するのです。また、ノートPCの中には非常に熱くなる機種がありますが、その場合は、数個のファンが付いた冷却台を下に敷くと温度上昇がかなり抑えられます。

　それから、言うまでもなくパソコンは湿気にも弱いです。結露するような環境は論外ですが、湿気を嫌うのは電気製品に共通のことです。余談ですが、キーボードに水や飲み物をこぼした場合には、数週間かけてじっくり乾燥させると直る場合がありますが、通電を焦らないことです。ひたすら待つのです。

　さて、体調を崩す原因には、温度・湿度などの環境要因とは別に、ウイルスやマルウェア（不正なソフト）などの感染があります。悪質なものではデータを破壊したりしますし、動作が遅くなったりもします。セキュリティソフトで予防することと、怪しいファイルは開かないというのは絶対です。

　最近、よく聞かれるようになったのですが、「体調の不具合を精査し、一日も早く第三者の厳しい目で見てくれるホームドクター」の存在が大事だということです。また、困ったときのサポートとは別に、年に1、２回の定期健診は車と同様に必要かもしれません。

　予測では今年の夏も暑くなりそうです。くれぐれもご自愛ください。大事なパソコンも。