本文へスキップ

松戸パソコン修理専門店・松戸パソコン修理Pハウスです。パソコンのことなら何でもお任せください。

TEL. 047-349-3201

〒270-0034 千葉県松戸市新松戸3-63-2

パソコンライフ 第169回  2012年8月号PC Life 169  2012/8/1

あなたの死後、ネット上にあなたが存在する世界

 いきなり私事なのですが、私の母はネットが普及するずっと前に天国へ召されましたが、父が他界したのは今から7年前ですので、パソコンやインターネットを十分に活用していました。実際、海軍兵学校の同期のサイトを独学で作りましたし、メールも使っていたので、没後数年間は本人からの(霊界から?)メールが届くかも、という錯覚がありました。いや、現実に、成りすましで父からメールが来た時にはびっくりでしたけど。そして父の随筆や写真などはデジタルデータとしてネット上に未だに公開されているので、亡くなったことが明記されていなければ、未だにこの世に実在する人物なのです。

 また、今年の1月にはFacebook仲間でもあり皆から慕われていた松戸のSさんが急死されましたが、その方のページはやはり今でもずっとそのままです。ご家族の方が削除されない限り、延々と残っていくでしょう。前の世代では、思い出の品と言えば、家にある写真アルバムや8mmビデオでしたが、これからはちょっと様子が変わってくるようです。

 さて、先日のNHKの番組で見たのですが、「死後のデジタルライフ」という変わったタイトルでした。あなたが亡くなった後にもあなたの人格は存在し続ける、という内容でした。(そのプレゼンは、ted.comで、"Adam Ostrow"で検索すると見れます。右下のLanguageの設定で日本語字幕が付きます。)

 人はネット上で生き続ける、ということですが、単に個人の発信した情報が掲載され続けるという意味だけではないのです。現在ネット上には、個人が発信する膨大な情報が存在しており、かつその情報はネット会社によってごっそり蓄積されているのです。このこと自体大きな問題なのですが、残念ながら現実にそして確実に行われているようです。

 個人情報やネット通販の取引内容にとどまらず、今や全世界で10億人近い利用者がいるFacebookやTwitterなどの書き込み内容、そしてYouTubeなど動画投稿サイトにアップされた情報があるのです。Googleなどの検索サイトでは、誰がどこのサイトを閲覧したり、どんなキーワードで検索したか等をこと細かくすべて記録しているようです。

 文字、写真、動画、そして話し言葉などあらゆる情報の解析処理能力がどんどん向上していて、個人が(そして故人が)何をどうしゃべったか過去のコンテンツに基づき分析ができるのです。そして、近い将来、生前親しかった人(3Dホログラムで投影された本人)に会って、まるでそこにいるかのように会話ができるのです。それは、ネットに蓄積された個人の発する情報から可能となるのです。

バナースペース

松戸パソコン修理Pハウス

〒270-0034
千葉県松戸市新松戸3-63-2

TEL 047-349-3201
FAX 047-349-3093