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パソコンライフ 第157回  2011年8月号PC Life 157  2011/8/1

メーカ(作る側)とユーザ(使う側)の狭間の苦悩

 パソコンと言えば、ハードとソフトがありますが、市販されている製品としては、我々はどちらも製造はしていません。もちろん購入して使う方の側なのですが、ただ完全に使用者かと言われると、パソコンを修理したり指導したりしているわけですので、ちょうど中間に位置しているとも言えるでしょう。

 タイトルに苦悩と書きましたが、それを感じる時は例えば次のような場合です。あるパソコンのトラブルで修理依頼があり、時間をかけて診断し検査しついに原因を突き止めました。その結果がメーカ側のミスや不良品だった場合に、その診断に要した費用はどこに請求できるかということです。メーカの直営店や販売店なら何とかなるでしょうが、立場の弱い(?)我々は、その作業費を、ご理解いただけるお客様では折半する場合もありますが、我々が丸々負担することもある訳です。

 製造とは、大まかに言って、費用対効果を指標に製品を設計し、安価で安全な部品を試験し調達し、そして大量生産可能な製造ラインに乗せることです。メーカは最終使用者(エンドユーザ)に対して製造物責任があります。代理店や販売店も製品の保証についてほとんどの場合責任があるでしょう。さて、その次の段階の我々の責任はどうなのでしょう。

 メーカとユーザの狭間にいる我々はある意味苦しい立場なのかもしれません。例えば、NECやマイクロソフトにクレームや改善要求を出してもまず動いてくれません。少なくともすぐに直したりはしてくれません。一方、ユーザであるお客様に対しては、我々は当然責任があるわけです。メーカ修理でない修理に関しては、故障の原因がメーカの設計ミスや部品の劣化であっても、工賃では我々が泣くことも少なくないのです。(パソコンが安価になりすぎたこともありますが。)

 また、苦悩の元となっているもうひとつは私の妙なプライドかもしれません。我々が行っている営業内容は、パソコン教室や通常のパソコン修理店とは違うんだぞ!ということを、声を大にして言いたいのかもしれません。よりメーカに近い意識で(提供して使っていただくという気持ちで)サービスを行っているといことを強調したいのです。

 安価なパソコン教室では、パソコンの操作方法は教えてくれますが、パソコンの便利な使用法やアドバイスはあまり教えてくれません。雑多な知識もです。パソコン修理も単に正常に起動するように直すだけでなく、より親身になったアドバイスも時間をかけて行っています。我々は、パソコンを楽しく、そして便利に使ってラクできるようなサービスを提供するメーカでありたいのです!

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