本文へスキップ

松戸パソコン修理専門店・松戸パソコン修理Pハウスです。パソコンのことなら何でもお任せください。

TEL. 047-349-3201

〒270-0034 千葉県松戸市新松戸3-63-2

パソコンライフ 第135回  2009年10月号PC Life 135  2009/10/1

パソコンのウイルスは、病原菌と同じではない

 ウイルスは怖いものですが、予防対策と同時に正しい知識も必要ですね。今流行中の新型インフルエンザも気になりますが、コンピュータの方のウイルスも生活や経済に及ぼす影響が少なくないので脅威に感じます。10年前にもここでウイルスについて触れていますが、それからのパソコンの進化と同様にウイルスもかなり多種多様になりかつ巧妙になってきています。とにかくパソコンには、ウイルス対策ソフトがインストールされて正常に動作しており、さらに常に最新の状態に保たれていることがとても重要なのです。

 しかし、しばしばウイルスについての間違った理解があるように思える時があります。たぶんその原因がテレビや映画での間違ったストーリー(情報)にあるのではとも思うのです。ひとつは、ウイルスは存在しているだけでは(パソコンに入っただけでは)まだ感染していないということです。また病原菌ではないのでコンピュータの常識から外れた広がり方は絶対にしないということです。

 ウイルスは立派な(?)プログラムなので(WordやExcelと同じくソフトですよ)パソコン毎の動作環境でソフトとして存在できるものです。例えばWindows用に作られたウイルスはMacでは絶対に動きませんから感染しません。Macがウイルスに強い理由の一つは、Mac向けのウイルスが少ないということがあります。笑ってしまうようなことですが、地球を乗っ取ろうとするUFOの母船のコンピュータにウイルスを忍び込ませて戦闘停止状態にする、なんて映画がありましたがそれは無茶な話です。病原菌のウイルスじゃないのですからね。

 さらに、そのウイルスソフトのファイルがパソコンに入ってきてもそれが動作しない限り感染したとはまだ言わないのです。メールに添付されて入り込んだウイルスファイルは駆除した方がよいに決まっていますが、そのままにしておいても感染はしません。ウイルスソフトが一度起動され、あるプログラムに感染すると自己増殖を始めるのでこれを感染といいますが、開くというきっかけ(トリガー)などがないと働き出さないのです。

  以前、当店でハードディスクを初期化してWindowsを再インストールしたパソコンなのに「またウイルスに侵入されたかも!」というクレームがありました。ファイル復活ソフトで復元できるくらいだから自然にウイルスが這い出してきてまた感染したのではと。しかし、それは有り得ない話なのでご安心を。

 インフルエンザ・ウイルスが体内に入っても必ずしも感染し発症するものでないことは、ウイルスでも同じです。過剰に大騒ぎする必要はないのですが、とにかく慌てずに落ち着いて速やかに対応すればよいのです。

バナースペース

松戸パソコン修理Pハウス

〒270-0034
千葉県松戸市新松戸3-63-2

TEL 047-349-3201
FAX 047-349-3093