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　パソコン(以下PC)の新しいカテゴリーが確立しましたね。従来のデスクトップPCとノートPCに加わる形で、ミニノートPCが出て来たのです。昨年の秋以降は各社から続々とこのミニノートPC(海外ではネットブックPCらしいです)が発売されています。私が初めて目にした昨夏には確か２，３機種でしたが、とにかく小型で可愛いらしいという印象でした。最近のものはさらにデザインと色、質感が工夫されていて実に購買欲を掻き立てます。

　求めるものは、小型で軽量であること、バッテリーでの長時間駆動可能であることなどですが、もちろん価格も安い方がうれしいです。別名“5万円PC”とも呼ばれますが、メーカや販売店はこれじゃさぞ大変でしょうね。

　このミニノートPCの販売は大変に好調のようですが、私自身はすでに長期出張用のノートPCは持っていますから、このミニノートPC購入の必要性をあまり感じてはいません。しかし、近いうちにきっと買うでしょう。なぜなら、これは携帯用電子機器(道具)の総称である“ガジェット”の極め付けですから。iPodなどの携帯音楽プレーヤー、小型携帯端末PDA、携帯電話、iPhoneなどのスマートフォン、携帯ゲーム機、デジカメ、など多くのガジェットがありますが、このミニノートPCはさらに自分の自由になるパソコンなのですから売れて当然だと思うのです。

　昔の私だったらすぐに買い求めていたでしょうが、今は私の行動パターンが必要としていないのです。携帯○○を使う時間と場面がないのです。つまり電車などでの移動時間の長い人向きであることは間違いがありません。

　さて、実に多くの機種が店頭に並んでいるのですが、どれか1台を選択するのは大変に難しいですね。キーボードの打ち易さ、画面サイズ、タッチパッドの操作性、それと記憶媒体が気になります。小型軽量化のためにSSD(Solid State Drive)が使われている機種があります。まだ高価で容量が小さいのですが、起動時間が速く省電力で小型化できるメリットがあります。機械的部品で構成され数年の寿命しかないHDD(Hard Disk Drive)に取って代わりつつということです。

　非常に魅力的な製品なのですが、パソコンの初心者は購入には注意してください。あくまで2台目、3台目として使うのが正解なのです。キーは小さくて打ちにくいですし、CDやDVDのドライブは外付け(別売り)となります。さらに、携帯電話と同じで通信会社との契約をして月々の料金を払わなければメールはできません。“普通のPC”だと思って購入すると、性能不足だったりして期待外れになる危険もあるのでご注意を！