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パソコンライフ 第126回  2009年1月号PC Life 126  2009/1/1

ひ孫の世代に残す保存メディアとは?

 昨今の記録メディアの種類は実に多いですし選択に迷うこともあります。それぞれに優劣があるので適材適所で使えばよいのでしょうが、気になるのがその期待される保存期間です。ハードディスクは容量が大きくて申し分ないのですが、“5,6年で壊れる消耗品”なので長期保存には向きません。その他の保存メディアがずっと長く残ってくれるか、大切なデータが孫やひ孫に残せることができるかは気になるところです。

 我々はすでに何度も苦い経験をしてきましたね。8mmテープやVHSテープなどしかり、今では再生装置も少なくなり、時代が変わるごとに旬の新しいメディアに変換してきました。フロッピーはもはや保存用から脱落したことは誰でも知っています。

 あらゆるデータがデジタル化されコンピュータで容易に処理できるようになったことで保存方法は飛躍的に進歩し拡大したわけです。CD-RからDVD-RにさらにBlu-rayへ。聞くところによると、CD-Rの寿命は100年もたないとか。品質の悪いものは数年とも・・・。磁気を使った保存メディアは劣化することで寿命となりますが、半導体で作られたUSBメモリーやメモリーカードとて半永久なのか疑問です。つまり今度は読み取り装置(カードリーダ)や接続のインターフェースはずっと残ってくれるかという心配です。

 手元にある古いメディアもだんだんと使用不能になってきます。数十年でも大変なことですが、100年後まで残そうと思うとさらに大変なテーマとなります。学術的なデータや企業データなどの保存方法は社会的な大テーマでしょう。劣化せずにしかも後世に残せる方法の研究(ホログラムなど)は続いているのでしょうが、個人レベルでも自分の生き様や趣味を写真や動画やデジタル書類で残したいと思いますよね?

 末代まで自分の生きた証を残す一番の方法は、YouTubeなど確かな“無料”サービスサイトに動画としてアップすることでしょうか。有料のサービスやレンタルサーバは会費や更新料を収めなくなったら終わりです。それにしても、ネット上のデータの保証はどうなっているのでしょうか。有料ユーザはそれなりにメンテナンスされるのでしょうが、無料の方のハードディスクは壊れたらほったらかしなのでしょうか・・・。

 将来的にわたって現在のハードやソフトウェアを維持することは非常に困難、と考え始めるとだんだんと憂鬱になってきます。コンピュータが発明されてから100年もたっていないのに、今から100年後までのデータ保存のことなんて我々には想像できませんよね。

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