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パソコンライフ 第112回  2007年11月号PC Life 112  2007/11/1

パソコンはとても熱に弱いのです!

 先月は遅いパソコンについて書きましたが、今月は動かないパソコンについてです。動かなくなる原因は非常に多岐にわたるのですが、パソコンの熱もその原因のひとつです。数分から30分くらいでフリーズしてしまう(停止したようになる)場合には、ほとんど発熱が原因です。これを熱暴走と言います。

 かなり昔になりましたが、私は電子機器の設計の仕事をやっていました。アナログ機器ではなく、マイクロプロセッサ(マイコン)を搭載した電子機器では、ケース内部の空気の流れが非常に大切となってきます。回路設計とケースの機構設計ではそれぞれのエンジニアが互いにケンカするわけです。つまり、電気回路的には熱を逃がすための通気穴を出来るだけ開けて欲しいのですが、メカ的には(デザイン的にも)穴は強度面、防水防滴面でも出来るだけ開けたくないわけです。

 たぶん現在でもノートパソコンのほとんどがこの問題に直面しているはずです。回路設計者は開けろ開けろ!で、筐体設計者は最小限の穴しか許してくれない。このことがノートパソコンのフリーズを招いている場合が少なくないと思われるのです。

 パソコン利用をする私たちが気をつけるべきことは、その空気の取込口と排気口を絶対に塞いではいけないということです。あるお宅ではデスクトップパソコンのケース横に空気穴が開いているのですが、その穴を書籍などで塞いでいることがあります。ちょうどパソコンがブックエンドとなっているのです。また、非常に驚いたことがあったのですが、パソコン本体をテーブルの下に隠すまではよいのですが、その隠した場所が完全に密閉されていたことです。パソコンは極端に言うと発熱する機械です。他の家電も同じように危険ですが、パソコンはさらに知恵熱のごとく熱くなるのです。

 物で穴を塞いではいけない、と同時に、ホコリで通気口を塞いでもいけません。職場やご家庭の環境に大きく左右されますが、半年に1回くらいは掃除機でほこりを吸い取りたいものです。できれば、ケースを開けてCPUファンやヒートシンク(冷却のための放熱板)の周りについたほこりや汚れを取るとよいでしょう。ファンが故障して回転が止まると、やはり数分でパソコンは暴走=フリーズします。最悪の場合には、熱損傷によってチップ自体が故障することにもなります。

 パソコンは、冷やせば寿命は延びるし快適な動作となります。ですから常に発熱に関しては注意を払う必要があるのです。コンピュータ(パソコン)の歴史は、自身の発熱との戦いだったという事実は覚えておいて下さい。

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